久々の観戦 2 [コンサドーレ札幌]
なんだかチグハグな90分だった…。
ピッチに立ってる全員がなんだかチグハグだった。
いつも通りにダビが独りで得点して、いつも通りに中途半端な守備から失点して、いつも通りに守備陣のミスで失点を重ね、いつも通りに負けた。そのいつものダメっぷりに浦和の選手の皆さんにも付き合ってもらった感じだ。
あ〜あ。なんだかなぁ。
そういえばドームの外で並んで待っている時、サポーターの方がビラを配っていた。応援自粛するんだって。といっても、応援自粛がサポーター全員に理解されてたのではないらしく、普段通りに応援している人もいる訳で、その中に座りっぱなしの集団がチラホラと。応援する人、自粛する人、ただ傍観する人、それぞれ思うところはあると思うが、ピッチに立ってる選手らと同様、チグハグなのは否めない。
なんてエラそうな事言ってる自分だって色々考えさせられた。オレが座ってた席と同じ位置のアウェイ側は浦和のユニを着たサポーターが一丸となってアツい応援をしていたわけだし。方やホーム側のオレはバラバラな熱烈サポーター席の様子をちょっと離れた位置から眺めながら試合を傍観していたわけだし。自粛したい人の気持ちもわかるし、浦和のゴッツイ応援を目の前で見せつけられて奮い立たずにはいられない人の気持ちもわかる。
スタジアムの全員が一丸となってアツい応援を繰り広げるのも、圧倒的な迫力で爽快な感じがするだろう。でも自分は、もしスタジアムがそうなった場合は一緒になって飛んだり歌ったりして応援に参加するだろうか？出来ればいつも通りにアツいサポの方々をちょっと遠巻きに眺めながら、じっくりいいサッカーを観たいってのが正直な思いだ。
帰りの地下鉄はかなり混んでいた。車両の入り口付近は人でいっぱいだ。地元の人と思われる人たちは潔く乗車するのを諦めて次に来る地下鉄を待つ列に並ぶのだが、浦和のサポはすごい。やっぱし普段から激混みの東京の電車に乗りなれているからだろう。次の地下鉄を待たずに当たり前の顔をして、ガンガン車両へと入って行く。自分も数年前はあの凄まじい朝のラッシュの電車に乗って通勤してたのだが、すっかり田舎暮らしに慣れて鈍ってしまった。オマケに混んでる車両に慣れてる浦和の皆さんは、電車に乗る時はリュックとかの荷物をマナーよく胸に抱えたり、手で持ったりして周囲の乗客にぶつかって迷惑が掛からない様に配慮していた。それに比べて地元の連中はリュックは背負ったままで、背中側の人にゴンゴンぶつかっても知らんぷりでいる。
アツい応援とクールなマナー。全てにおいて負けた感じがした。
久々の観戦 [コンサドーレ札幌]
なんでも前売りの段階で3万人超えてるって話だ。開場は7時だって話もあるし。「こりゃあちょいと早く行かないと言い席確保出来ないぞ。」と思い、普段より早めに到着。ドームの敷地内には長蛇の列が。早速列の最後尾に並んだが、待てど暮らせどドーム内に入れる気配はない。長蛇の列は増える一方で、一向に動きそうもない。
こんな寒空の中、長時間待たせるなんてどうかしてるよ。
これはもしかして、従順な観客を利用してリーグを秋春開催にしようとしている連中どもへの牽制か？冬に寒冷地でサッカーの試合をするとこんな弊害があるという事を知らしめる為に。いやいや、HFCがそんな策士なわけないし。ただ運営の段取りが悪いだけだろう。
普段の入場時間はキックオフの2時間前なのが通例だが、いつもよりは30分くらいしか早くなかったのでは。雨や雪でも降ってたらどうするつもりだったのか？いい加減学習しろよ。なんで毎年この季節はこうなっちゃうのか？寒いんだからとっとと中に入れやがれ。
そんな訳で、文句を言いまくりながらなんとか入場出来た。寒さのせいで非常に不愉快な気分だったんだが、そんな怒り顔なオレに向かって、満面の笑みを浮かべた長身の黒人の青年が手を差し出して歩み寄ってくるではないか！！！
「誰だ？う〜ん……。 おおっ！！！ エジソンじゃないか！！」
思わず口元がほころんでしまったオレ。今日は試合に出ない選手が入場口の所で並んで観客と握手をしてくれる、粋な計らいがあったのだ。
エジのさわやかな笑顔でオレは癒されたよ…。ありがとうエジ！！
他にも二人の選手とも握手させてもらったんだが、ごめん、名前がわからない…。でもみんな笑顔がステキなナイスガイだったよ…。
いつものお気に入りの席も確保でき、ビールの買い出しの準備を始めた。
降格ですか… [コンサドーレ札幌]
今年はドームに名古屋戦（宮澤初ゴールや玉田のおしゃれヒールなんかがあった試合）を観に行っただけなんだが、普段の試合はテレビのダイジェストや新聞の記事などで試合内容は確認はしてた。ロクに観てない自分でもはっきり断言出来るのが「今年のシーズン当初からの課題が何一つ解決されないまま終戦になってしまったみたい」だってことだ。
フロントも現場もそろいもそろってバカばっかりだな。ヒドすぎる。結果（勝ち点を積み重ねる）を出すのはもちろん大事だ。でもさ、それはそれとして「オマエら、一体どういうサッカーがしたいんだ？」
まさか、攻撃は基本的に3人の外人に任せっきりで、残り7人で何とか守りきるのが理想なのか？といってもそれすら出来てないけど。
ピッチに出てるヤツらもバカばっかりだ。大体、途中加入の箕輪に「練習しなさすぎだ」とか「試合中の相手のシステム変更なんか個人で対応出来なくてどうすんだ？」みたいな事を散々言われてたみたいだし。いくら箕輪が経験あるいい選手だからって、そこまで言われるオマエらって何なんだ？程度の差こそあれ、同じプロだろ？オマエら、今までのサッカー人生何やってたんだ？
何をどうしたらあんなクオリティの低い、軽いプレーばっかり出来るんだ？
ロングパスなのかクリアなのか全く判別出来ない、意味不明なロングボールとか、敵がドリブルしてるのに誰も当たりに行かないで、自分のゾーンに閉じこもってズルズルとラインを下げて行って、ペナルティエリア付近で楽にミドルシュート打たせたりさぁ。
そもそも5段階計画を立ち上げた時の目標とするサッカーって一体どんなんだったんだろう。監督の指示に対するリアクションをするだけのサッカーではなかったはずだ。
まずフロント陣はこんなクソ試合しか見せれない情けないチームに金を出してくれているスポンサーと飽きもせずに熱心に観戦してくれてるサポーターの皆さんに土下座してこいよ。
ドームの試合は残り2試合あるので、どっちかは必ず観に行こうと思う。出来れば最終節に行ってHFCの言い訳でも聞いてみたいものだが。
あんまりつまんない試合すると後半はオレ寝ちゃうからね。
新ユニ発表に思う [コンサドーレ札幌]
コンサドーレ札幌の、新しいユニフォームがお披露目された訳だ。
以前から流れていた情報通り、胸がニトリ、背中が白い恋人になった。
確かに、石屋製菓の不祥事によってもたらされた経営上のピンチを救ってくれるニトリには、以前よりちょっとだけ好印象を持ったけど、ユニフォームのお披露目画像を見て、その思いは激減してしまった。
コンサドーレ札幌のユニフォームは赤と黒だ。そこに、今度は青緑色の長方形の物体がベタッと貼付けてあるのだ。しかもその青緑色の中にあるカタカナ3文字は、お世辞にも格好いいロゴデザインとは言えない代物だ。背中にはおなじみの水色のベースに白い恋人の文字が。
色のバランスも何もあったもんじゃない。まるで国道36号線沿線の品のかけらもない看板群みたいに、ただ目立てばいいみたいな強欲な雰囲気丸出しってのが悲しい。金を出してやってんだから、ウチの企業イメージの色を使うのは当然だと思っているのだろうか。誰がどう見たって格好いいとは思えないんだけど。
当然、ユニフォームのお披露目の時には、スポンサードする企業の方々も立会われているのだろう。その人たちはあのユニフォームを見てどう思っていたのかね。「ウチの社名が目立って素晴らしいユニフォームですね！！」なんて大喜びしちゃってるのかな。
もうちょっと節度ってのがないもんかね。
J2 第52節 札幌2-1水戸 [コンサドーレ札幌]
「何が何でも勝て！！オマエら！！」って危機感迫った感じは全くなく、「負けても京都が引分以下なら自動昇格ですから」みたいな腑抜けな発言連発の、バカ地元テレビ局どもにムカつく事数週間、ついにこの日がやって来た！！行ってきましたよ、札幌ドーム！！朝っぱらから並びましたよ。
まぁ、とにかく勝てばいいんだ。そうだ、そうだ。そしたら運良く、「名門と自称しながらすっかりJリーグのヒール役のチーム」が引分けになってくれちゃったりするもんだから。いやぁ、良かった。優勝だ。1位と2位じゃ賞金も違うみたいだし。貧乏な地方の弱小チームにはそういう意味でも1位と2位の違いは大きいのだ。
いやぁ、良かったよ。
前半は、なんだかずっとチグハグな印象しかない。DFラインから前線にボールを放り込むが、受け手の中山やダビの頭で落としたボールをことごとく水戸の選手に拾われ、動きの鈍い札幌の選手の隙間に、効果的なパスがズバズバと入る。ラインはズルズルと下がり、FW陣とDFラインの距離はますます広がってしまう。相手のいいようにやられっぱなしで、水戸の得点のニオイがプンプンしてきやがる。そんな矢先に1失点。ガックリ。
この失点でエンジンがかかってきたのか、縦の放り込みだけでなく、徐々にサイドからの攻撃も出てくる。そうこうしているうちに前半の終了近くに、同点に追いつく。
ホッとしたところで前半終了。
さて後半、どうもパッとしない。なんだか相変わらず微妙に中途半端で、「もしかしたらハナっから引分け狙いなのか？」と思ってしまい、再び文句が多くなってくる。観戦中の過剰な野次は慎みましょう。
最後はダビが決めてくれました。後半は敵ゴールがホーム側だから、ダビの逆転ゴールが目の前で観れて大盛り上がりだし。
今までサッカー観てて、こんなにもロスタイムが早く終わって欲しいと願った事はないだろう。審判が笛を吹くたびに試合終了と勘違いして立ち上がっちゃう人が、オレを含めて結構いたし。
ここ数年の鬱憤が晴れた感じだ。辛かった。道民なのに、コンサドーレの応援をしている事自体を変人扱いされた時だってあった。それでもめげずに応援していて良かった。本当に良かった。これからも応援し続けようと、友人と酒を飲んだ後の帰り道に独りアイスを食いながらお星様に誓おうと思ったら、雨が降っててずぶぬれの帰宅だった。
まぁ、いずれにしても補強だ、補強。今日みたいな内容じゃJ1ではお話にならないぞ。営業は遊んでないで金取ってこい。
雪降るなよ [コンサドーレ札幌]
雪降るなよなぁ。
コンサドーレのみんなが予定通りに練習出来なくて困ってるじゃないか。
あと1週間とちょっとだけ降らないでくれ。ついでにあまり寒くならないで。
最終戦の日は好天を希望したい。いくら屋根があって、エアコン完備のドームだからっていったって、開門するまで寒風の中待ち続けるのはイヤだなぁ。
J2 第50節 札幌2-2京都 [コンサドーレ札幌]
先に断っておきます。試合内容の考察ではありません。
結局観戦には行けなかった。しかもテレビ放送を録画するのも忘れてたし。帰宅してからネットで結果を調べただけだ。
ドームまで観に行ってもいないのに、あんまりエラそうな事を吠えまくるのはどうかと思わないでもないが、そんなワタクシだって悔しいんですよ。だからちょっとだけ文句言わせろ。
この試合は何が何でも勝ちきらないと。
せっかく若いヤツらが台頭してきて、しっかり結果も出したのに。
観客数3万人超えだってのに。いつ以来だ？2002年の9月以来じゃないか！！
ってことはアレだ、試合観戦からすっかり足が遠のいている岡田監督時代の古いファンが今年最高の大一番のために、このクソ寒い天気の中コンサドーレの試合を観るだけのためにあんな僻地にある札幌ドームまで、初乗り料金がアホみたいに高い地下鉄に乗ってわざわざ足を運んでくれたんだぞ。
若手が逆転ゴールを決めて最高潮の雰囲気だったドーム内を、最後の最後に奈落の底に落っこちてしまって落胆しているサポーターの皆様のやりきれない気持ちはよくわかるよ。察して余りある。観に行ってたら、絶対今の時間はヤケ酒真っ最中だよ。
三浦監督も試合後のコメントで言ってるけど、こんなんじゃJ1に上がったとしても今年J1でぶっちぎりの最下位だったチームみたいに「夏休みの思い出作り」みたいな成績しか残せずに1年でJ2落ちなんて結果になる可能性だって、十分ありえる話だ。
今の戦力をベースに弱い所だけ補強すればJ1に安定して留まれるチームになるなんて、到底思えないし。
補強したいけど金がなくて困ってるんでしょ？だったらまずこういう大事な試合ではバチッと結果出して世間の注目を浴びるようにならないと。そうすれば手を差し伸べる人だって増えるかもしれないんだし。最後の最後に不時着陸するかのごとくグダグダになっちゃったら、J1に上がれたとしても注目度はそんなに高くならないと思うよ。
HFCも泣き笑いって感じだな。最後まで消化試合になりそうにないからHFCも商売としてはホクホクかもしれないけど、いずれにしても最後の最後までヤキモキする、なんだか心臓に悪い2週間になりそうだ。
せめて最終戦は観に行きたいなぁ。喉が痛くなるぐらい叫びまくりたい。
J2 第22節 札幌1-1徳島 [コンサドーレ札幌]
長距離アウェイ、連戦、主力3人の出場停止。
これだけマイナス要素がそろっていれば試合内容がグダグダになってしまうのはしょうがないのだろうか。
ダヴィのゴールは面白かった。これからもキーパーががっちり手でボールを持つまではしつこくボールを追いかける泥臭いプレーを愚直に続けて欲しい。きれいにシュートが決まろうが、今日みたいな面白プレーで点が入ろうが1点は1点なんだし。
それにしても今日の地元テレビ局の試合中継は、視聴者を不愉快な気分にさせたに違いない。スポーツ中継を観ていて、試合の内容以外の事で気分が悪くなったのは生まれて初めてだ。
オレは今日はサッカーのテレビ中継を観ていたはずだ。でも頭の中に残っているのは、
「野球の場合は…」
「ファイターズの〜は…」
野球の話は、野球中継の中でやって下さい。私はサッカーを観てるんですから。
このテレビ局は、一体何がしたいんだ？
ただでさえ少ない地上波での貴重なサッカー中継だってのに、こんな放送しか出来ないんだったら他局に放送させるべきだ。
もうSTVはコンサドーレの試合中継はしないでもらいたい。
J2 第2節 札幌1-0鳥栖 [コンサドーレ札幌]
今年のホーム開幕戦、早速札幌ドームに行ってきた。
今日は白い恋人サンクスマッチってことなので、変な扇風機の出来損ないみたいなモノをもらった。こんなのを企画してそれを承認したヤツは誰だ？ゴミが増えるだけじゃねぇか。
2005年のハウスメイトマフラーをこえるものにお目にかかったことがないんだが。
試合を観ての率直な感想は、非常につまらない試合だった。これで京都戦よりはだいぶマシだったらしいが、一体京都戦はどんな出来だったんだろうか。
1点とって勝ったのはいいが、試合内容は明らかに去年よりもレベルが下がっているように感じる。守備はまぁ安定していたといえばしてた様な気がするが、相手は１人少ない状態で互角の戦いみたいになっちゃってるし。
攻撃だって判で押したようにサイド攻撃の繰り返しだし。FWの人選は相当ひどい。足技がない、走れない電柱が２人ゴール前にいて、サイド攻撃からのセンタリングをシュート！！お前らは小学生か。
あの内容のない試合を観ちゃうと、今年は5、6位辺りも厳しいんじゃないかと思ってしまう。
ヤンツーお疲れさまでした [コンサドーレ札幌]
天皇杯準決勝 G大阪2-1札幌
残念ながら負けてしまった。いい試合だったとは思うけど。
細かいところ(主に個人の技量)はやっぱりJ1の優勝争いするトップチームとJ2の中位でモタモタしてるチームとの差はあったように思えた。
前半の札幌のカウンターが効いてた時間帯に先制点を奪えていれば…。そうさせなかったガンバが1枚も2枚も上手だったってことなのかな。守備はサイドからえぐられたりする場面が多々見られたけど、真ん中でなんとか踏ん張ってはじき返してただけに、先に得点出来てればなぁ。かなり違った展開になってたはずだ。
2失点目は明らかにオフサイドじゃないのか？
あれはちょっと問題だろう。HFCには協会に猛抗議してもらいたい。いや、するべきだ。しないといけない。ヘタレHFCには毅然と抗議出来る常識人はいるんだろうか？いないような気がする。
後半、西谷投入の時間帯に起こった砂川のアクシデント、あれはかなり悔やまれる。選手交代のプランもなんだかグダグダになってしまったし。
グダグダの原因の一つはやっぱり上里の出来ではないかと思う。相変わらず使えないねぇ。大怪我する前の輝きはもう戻って来ないのだろうか。期待していた選手の１人だったんだけど、残念でしかたがない。
そんなヤンツー札幌の3年間はこれにて終了した。J1相手にある程度通用しても、J2で勝ち抜けるとは限らない。そんな事を考えてしまう天皇杯だった。天皇杯やリーグ戦で見せた攻めて来る相手には結構いい試合するのに、ドン引きカウンター戦法をとってくる相手にはことごとくやられてしまうという弱点は来季はどうやって克服してくるんだろうか。
新監督の手腕に期待したい。
