ウチのクワガタさん

7月の頭に拾ったクワガタがいまだに生きている。もう11月だというのに、ヤツは相変わらず餌の昆虫ゼリーにへばりついている。

クワガタと言えば、小学生の頃はよく裏山に友達と捕まえに行ったものだ。特に捕まえに行かなくても夜になると近所の街灯に集まっていたりして、特に苦労する事もなく毎年何匹も捕まえたものだ。
昔は昆虫の飼育法なんて今よりいい加減なものなので当然、折角捕まえたクワガタ達も1〜2週間で殺してしまったものだ。とりあえずスイカの皮とか砂糖水をしみ込ませたガーゼなんかを入れていたのだった。
クワガタなんて秋になれば死んじゃうものだと思ってたから特に気にしていなかったが、ネットで色々調べてみると種類によっては長生きするクワガタもいたり、餌も色々売ってるらしい。

あらためて知った事は、スイカやメロンなんかは水分が多すぎるせいで下痢して死んじゃうからダメだって話だ。餌は昆虫ゼリーが一番いいってことか。業者の陰謀じゃないのか？と思ったりもするが、早速ホームセンターに行きペット用品売り場でゼリーを購入した。

オレが捕まえたノコギリクワガタ、秋には死んじゃうらしい。オオクワやヒラタなんかは成虫になっても冬眠して3年くらい生きてるって話らしいが、オレのはノコなので冬眠はしないはずだ。だがコイツはとっくに天寿はまっとうしているはずなのに、いまだに元気にゼリーにはり付いている。一体いつまで生き続けるのか？
寒いのは可哀想なので、夜は大きい発泡スチロールの箱に水槽ごと湯たんぽと一緒に入れて暖をとってしのいでいるが、最近は面倒臭くなってきた。

パイン味のゼリーはお気に召さなかったらしく、メロン味のゼリーに切り替え途端、猛烈に吸い付くようになった。そんなわけでここ数日は物凄く食欲旺盛だ。食欲があるうちはまだまだ大丈夫だって事かな。