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悲しい思い出 [雑記]

一応大人なので、たまにはNHKの小難しいテレビ番組なんか観ちゃったりもする。多分北海道ローカルの番組だと思うんだが、拓銀が破綻して丁度10年、北海道の一向に良くならない経済状況についての番組だったはず。番組開始から40分ぐらいまでは観た。

強引にまとめると、もう公共事業は減る一方なんだからポカーンと口を開けて順番が廻って来るのを待っているのは時間の無駄なんで、いつまでもそんなもんアテにしてないで民間でなんとかしろ。みたいな話だったっけ。(違ってたらスイマセン)
でもそんな話って何年も前から言われてる話だし、目新しい内容なんて特になかったのでは。まぁ、未だに北海道を立て直す有効な手だてがないまま道民は底辺をさまよっているってことなんだろう。
あらためて思ったんだが、北海道って、90年代まで開拓地そのままを地でいく土地だったんだと。
明るい未来はあるのかねぇ。

拓銀が破綻した時って東京に住んでたんだけど、東京の仕事関係の人からは「拓銀はもうヤバいから気をつけたほうがいい」と破綻する数年前から数人から聞いていた。で、盆や正月なんかに帰省した時に地元の知人なんかに「拓銀って大丈夫なの?東京では拓銀ヤバいって良く聞くんだけど」って話をしたら、ほとんどの人は「まさかぁ、北海道唯一の都市銀行だよ。多少ヤバくたって道や国がつぶす訳ないべさ〜」ってのんきにかまえてたんだけど、そんな話をしてから数ヶ月後、あっという間に破綻しちゃった。ヤバかったのは事実で、道や国は結局なにもしてくれなかったって事なのかね?その辺の話はあまり詳しくないのでよくわからないのだが。

ある日、夜遅く(ほとんど夜中)に仕事帰りに車で246を渋谷方面に向かっていたんだけど、確か246沿いの三軒茶屋か池尻大橋のあたりに拓銀があって、夜中だってのに拓銀のビルにばっちり照明が当たってて、大型クレーン車がなんかしてた。どうやら拓銀の看板をおろしていたみたいだ。周囲には結構な人だかりができていた。格好からして多分、行員の人とか関係者なんだろう。おろされた看板を眺めながら涙ぐんでる女の人までいた。一応自分も道民の端くれなので、その光景を車中から眺めながら悲しい気持ちになったのを思い出してしまった。


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